AS/400・RPGのスキルシートの書き方|実案件と記入例で担当範囲を伝える
「AS/400の保守・開発を長年担当」。経歴として間違いはなくても、この一行では、障害調査を任せられるのか、利用者と仕様を詰めて改修できるのかが分かりません。
書き足すのは、技術用語の数よりも、自分が行った作業です。LegacyForceの掲載案件を見ながら、担当範囲が伝わる書き方を整理します。
同じAS/400案件でも、任される仕事は違う
次の2件は、どちらもAS/400・RPGに関係する掲載案件です。
| 掲載案件 | 主な仕事内容 | 経歴で照合したいこと |
|---|---|---|
| 食品業界向け基幹システムの維持管理・運用 | リリース作業、障害調査、月次IPL、ユーザー申請対応、データ抽出 | 運用で実施した作業と、調査・設計を自分で進めた範囲 |
| 商社向け基幹システムの運用保守・開発 | 利用者への要件確認から基本設計・詳細設計・開発・テストまで | 利用者と何を確認し、設計から開発までどこを主担当で進めたか |
食品業界の案件もRPGの開発経験と、基本設計以降を一人で対応できることを求めています。「運用」と書かれているから開発経験は不要、とは読めません。
仕事内容と求めるスキルを両方確認し、経歴書のどの経験が対応するかを見てください。掲載状況や条件は各案件ページでご確認いただけます。
LegacyForce登録エンジニアの実例:「保守・開発」の一言では伝わらない担当業務
LegacyForceに登録するAS/400経験者から、RPGの調査、新規機能の追加、AS/400とブラウザが連携するシステムでの作業について伺いました。これらは経歴の中で挙がった経験で、すべてを一つの案件で担当したという意味ではありません。
既存処理を調べる仕事と、機能を追加する仕事、周辺システムに関わる仕事。それぞれを分けて書くと、「AS/400の保守・開発」だけでは見えなかった担当範囲が伝わります。
ご自身の経験でも、調査なら「何を確認したか」、機能追加なら「どの工程を担当したか」、連携なら「どちら側の何を担当したか」を思い出してみてください。
「保守を担当」を、作業が見える文章に変える
以下は書き方を示すための記入例です。ご自身の実務に合わせ、経験していない作業は含めないでください。
修正前
AS/400の販売管理システムで、運用保守とRPG開発を担当。
修正後
販売管理システムの問い合わせ調査とRPG改修を担当。問い合わせ内容を利用部門に確認し、既存プログラムの処理を調査。改修時は詳細設計、実装、単体テストを実施した。要件の確定と本番移行の承認はリーダーが担当。
修正後は、利用部門への確認、プログラム調査、改修工程、自分とリーダーの分担が分かります。成果を数値で残していなくても、担当範囲は具体的に書けます。
ご自身が担当した業務と工程に置き換えてお使いください。
環境・業務・担当工程を分けて書く
長い経歴を一つの文章に詰め込むより、案件ごとに整理すると読みやすくなります。
| 項目 | 記載する内容 |
|---|---|
| 使用環境 | AS/400、IBM iなど、実際に使っていた環境と分かる範囲のバージョン |
| 言語・周辺技術 | RPGの種類・記述形式、CL、DDS、SQLなど、実務で使ったもの |
| 業務 | 販売、受発注、在庫、生産、会計など、担当した業務 |
| 工程 | 要件確認、設計、実装、テスト、リリース、運用の担当範囲 |
| 自分の役割 | 主担当、レビュー、調査支援など。誰が判断・承認していたか |
| 使用時期 | いつまでその環境で実務を行っていたか |
製品名やバージョンが曖昧なら、分からない部分は残して構いません。CLやSQLなども、求人に書かれているから追加するのではなく、実際の使用経験で記載します。
業務知識は、担当した処理まで伝える
「販売管理の経験あり」なら、受注、出荷、請求、売掛、在庫引当など、どの処理を担当したかを添えます。生産管理なら、生産計画、資材、工程、原価などのうち自分が扱った部分です。
さらに、利用部門から聞いた内容を実装したのか、自分で業務上の例外を確認して仕様に落としたのかも分けます。「業務を知っている」の中身が分かると、募集側も担当範囲を確認しやすくなります。
そのまま使える案件別の記入欄
期間:
業種・業務システム:
使用環境・言語・周辺技術:
自分の役割と担当工程:
調査・修正・運用した内容:
利用部門や他担当と確認したこと:
作成した資料・プログラム・テスト結果:
自分では担当していない範囲:
まず直近の案件を一つ、この形で埋めてみてください。過去の全案件を同じ長さで書く必要はありません。応募する仕事に関係する経験を詳しくし、それ以外は要約します。
案件を探すときは、書いた経験と募集要件を並べる
開発中心の仕事を希望するならRPGの案件一覧、運用や基幹システム全体の経験も含めて探すならAS/400・IBM iの案件一覧から仕事内容を確認できます。
「この経験が必須条件に当たるか分からない」という箇所は、実際に行った作業を添えて相談してください。言語名だけで問い合わせるより、確認する点が明確になります。
