ACOS・COBOLのフリーランス案件を探すには?環境・業務・担当工程の確かめ方
COBOLの経験は長いものの、「自分が使ってきたACOSの経験を、どの案件に結びつければよいか分からない」。そんなときは、COBOLという言語名に加えて、利用していた環境と担当業務を整理すると、確認すべき条件が見えてきます。
この記事では、LegacyForceのACOS案件を例に、募集要件の読み方と経験の伝え方を扱います。ACOS全体の市場規模や将来の案件数を予測するものではありません。
LegacyForce掲載の商社案件では、ACOS経験と業務経験を合わせて求めている
LegacyForceに掲載されている商社システムの保守開発案件では、ACOS経験、COBOL開発経験、ERP経験が求めるスキルとして記載されています。対象業務は発注・在庫・販売管理です。
海外システムが対象で、英語を使うメール等のやり取りもあります。募集文では翻訳ツールの利用が可能とされ、英会話スキルは不要とされています。ただし、どの程度の文書量や対応速度を求めるかは、この記載だけでは分かりません。
この例から読み取れるのは、ACOSでコードを書けるかに加え、対象業務やコミュニケーションも応募条件を考える材料になることです。一件の募集を、すべてのACOS案件に共通する条件として扱うことはできません。
「COBOL経験あり」の後に、環境を説明する
LegacyForceが公開したCOBOL技術者へのインタビューでは、OS・ミドルウェア・データベースなど、言語の周辺にある環境の知識が話題になっています。
この視点を案件選びに使うなら、言語経験と環境経験を別々に確認するとよいでしょう。ACOSで使っていたものと、応募先の環境に違いがある場合、どの部分は経験を生かせて、どこを新しく確認する必要があるのかを話しやすくなります。
| 整理する項目 | 経歴に残す内容 | 募集先に確認する内容 |
|---|---|---|
| 環境 | 分かる範囲のシステム名・OS・使用時期 | 実際に扱う環境と、自分の経験との差 |
| 言語・資産 | COBOLの新規開発、読解、修正の担当範囲 | 製造が中心か、既存資産の調査が中心か |
| データ・周辺処理 | 使用したDB、ファイル、ジョブ制御など | 周辺部分も自分で変更する必要があるか |
| 業務 | 販売、在庫、会計など、扱った処理 | 必須の業務知識と参画後に学べる範囲 |
| 工程 | 要件確認、設計、開発、テスト、保守 | 直近で担当する工程と、その後の予定 |
環境名やバージョンを正確に思い出せない場合は、推測で埋めずに「確認中」とします。名称を知っていることと、自分で設定や保守を行ったことも分けてください。
業務知識は「商社にいた」から一段具体的にする
商社向けのシステムでも、発注、入荷、在庫、売上、請求のどこを担当したかによって、説明できる内容は変わります。
例えば在庫に関わったなら、入出庫の登録、棚卸差異、在庫評価のうち何を扱ったか。販売管理なら、受注、出荷、売上計上、返品のどこまで担当したかを確認します。これは経験を広く見せるためではなく、自分が確実に説明できる領域を見つける作業です。
「ERP経験」の記載も、それだけでは製品名、担当機能、周辺システムとの連携範囲は分かりません。特定製品の経験が必要なのか、業務プロセスの理解を求めているのかを問い合わせると、応募の判断材料になります。
他の汎用機の経験は、同じものとして扱わない
IBM系や富士通・日立系など、別の環境でCOBOLを使ってきた方にも、業務の理解、現行調査、テスト設計といった共通して説明できる経験はあります。一方で、個別の環境経験を指定する募集では、その条件を満たすかの確認が必要です。
応募時には「COBOLなので対応できます」とまとめるより、次のように情報を分けます。
経験済みの環境と、最後に使用した時期。
自分で調査・変更・テストをした範囲。
応募先と共通する業務や工程。
未経験の環境、参画前に確認したい事項。
別環境での経験を受け入れられるかは募集ごとの判断です。学習すれば応募できる、あるいは経験がなければ一律に応募できない、と記事側で決めることはできません。
案件が少なく見えるとき、検索結果の件数だけで判断しない
ACOSのように対象が絞られた検索では、募集時期や条件の一致が重要です。公開ページの件数だけから、市場全体が伸びている・なくなっているとは判断できません。
また、タグが付いている案件でも、本文に書かれた主な仕事や必須スキルを確認してください。実際に何を担当するかを確かめず、検索一覧をそのまま経験に合う案件数として数えると、判断を誤ります。
LegacyForceとしては、希少な技術だから有利と一括りにするよりも、環境・業務・工程の組み合わせを丁寧に照合することが大切だと考えます。経歴を登録するときは、ACOSという名称と合わせて、直近で担当した仕事と希望する役割を伝えてください。
ACOSの案件を確認する / COBOLの案件を確認する / 経験を登録して相談する
業務範囲の整理には、販売管理・生産管理の経験の伝え方も利用できます。
